すっかり秋めいてきましたね!
秋の代表的なイベントはなんといってもお月見でしょう♪(*^_^*)
私の小さい時の十五夜は、母がお団子を作り、私たち子どもがススキをとってくるという習慣がありました。
でも決して儀式的ではなく、父が帰ってきて晩御飯が済んだらお月様が出ているかを確認して、そのあとみんなでお団子を食べる、というなんとなくのイベントでした。
みなさんは十五夜の日にお月見団子を食べる習慣はありましたか?正式に中秋の名月の日にどのようにお月見団子をお供えするのかご存じですか?
今日はそんなお話をしてみたいと思います(^_^)
十五夜お月様の中にうさぎが住むようになった理由は?童謡「十五夜おつきさん」の歌に込められた意味とは!?」
そもそもみなさんお月様の中になぜうさぎか知っていますか?
私も詳しくは知らなかったのですが実はとっても奥深い理由があったのです!インドの神話に由来するそうです。それを日本バージョンにしたのがこちら!少し悲しくもありビックリする話なのですが、簡単に書きますね!
むかしむかしあるところにうさぎとキツネのサルがいました。ある日、疲れ果てて食べ物を探している老人に出会い、3匹は老人のために食べ物を集めます。
サルは木の実、キツネは魚を獲ってきましたがうさぎは何も用意することができません。そこでうさぎは「私を食べて下さい」と言って火の中に飛び込み、自分の身を老人に捧げました。その老人は実は帝釈天という神様で、帝釈天はそんなうさぎを哀れみ、月に昇らせてみんなのお手本にした、というのです。
このような話から月にはうさぎが住んでいると伝えられるようになりました。ご存じでしたか??
そして、童謡「十五夜おつきさん」には、こちらもビックリ!母親必見のしっておきたい込められた意味がありました!
まずは「十五夜おつきさん」の歌詞をみていきましょう。
1、十五夜おつきさん 御機嫌さん
婆やは お暇(いとま)とりました
2、十五夜おつきさん 妹は
田舎へ貰(も)られて ゆきました
3、十五夜おつきさん かかさんに
も一度わたしは 逢いたいな
どんな歌だったか思い出したい方はyou tubeなども見てみて下さいね♪
さて、この歌詞の内容は
お母さんが亡くなって、妹は田舎の親戚に貰われて行ってしまった。
ずっとお世話をしてくれていた婆や(お手伝いさん)も雇えなくなり、辞めて故郷に帰ってしまった。
自分一人が取り残されて悲しくなり、お月さまに悲しい胸の内を話したくなった
というものなのです!なんとも悲しいですね。。。
この悲しさは歌ができた大正時代という時代背景もあるようですが、この歌を作詞された野口雨情さんは次のような言葉を残しています。
「子どもは悲しいことがあると、月に話しかけたくなる」
これは知りませんでした!!
野口さんはこの童謡を通して私たち大人にこのことを訴えようとしていたのでしょうか。
子どもがおつきさまに話しかける前に私たち大人が子どもの変化に気づいてあげられると良いですよね。勉強になります(^人^)
十五夜といえば団子でしょ!?と思ったら大間違い。まんじゅうを食べる地域も
さてさて!話題を明るく戻し!十五夜といえば皆さんはまず最初に何を思い浮かべるでしょうか?まんまるのお月さま!そしてその下の方には積み重なったお団子がありませんか?(^_^)
やはり十五夜といえばお団子でしょうか(*^_^*)しかし日本各地をみてみると地域によって全く違うものが食べられているのです!
一般的なイメージの白い積み団子でも、中に案が入っているのとそうでない地域もあるようです。
また、青森県や岩手県などの東北地域はお団子ではなく、おまんじゅうを食べるようです。真っ白なお饅頭の中にこしあんや黄身あん入りだそうですよ!
お月さまを見上げながら食べるお団子もおまんじゅうもどちらもとてもおいしいですね♪
お供えの仕方としてはやはり、お月さまに見えるように飾ると良いようです。お月さまへのお供え物ですもんね(^_^)
以上、今日はおつきさまになぜうさぎなのか、童謡「十五夜おつきさん」に込められた意味、地域によって十五夜に食べるもの異なることなどをお話しました!
古くからある十五夜という秋のイベント。私たちも正しい知識を持ち、日本らしいこの伝統行事をぜひ子どもたちに受け継いでいきたいですね。
おつきさまにうさぎがいる理由などを子どもに話しながら、一緒にお月見団子を作ってみるのも楽しいかもしれません(*^_^*)